よくある質問(FAQ)
訪問看護のご利用について、よくいただくご質問をまとめました。 掲載されていない疑問についても、お気軽にお問い合わせください。
【ご利用対象・条件について】
Q. どのような病気の人が対象ですか?
A. うつ病、統合失調症、双極性障害(躁うつ病)、発達障害(ADHD、ASDなど)、認知症全般(アルツハイマー型など)、不安障害、適応障害、睡眠障害など、精神疾患やこころの不調をお持ちの方が対象です。 また、診断名がついていない場合や、「どの病気かわからないけれど、とにかくしんどい」という段階でもご相談いただけます。
Q. 介護保険と医療保険、どちらを使えますか?
A. どちらも対応可能です。 年齢や疾患の種類によって適用される保険が異なりますが、制度の仕組みが複雑ですので、まずは私たちにご相談ください。自立支援医療などの公的な手続きのサポートや代行も行っております。
Q. 「まだ介護が必要なほどではない」のですが、利用できますか?
A. はい、もちろんです。 特に認知症の予備群であるMCI(軽度認知障害)や、初期段階の方への予防的ケアに力を入れています。WHO(世界保健機関)も推奨する「運動」や「社会的接触(会話)」を取り入れ、進行を予防するための関わりを行います。
Q. 身体の病気(内科疾患など)が中心なのですが、利用できますか?
A. 正直にお伝えしますと、当ステーションは「精神科・認知症ケア」に特化しているため、点滴や身体処置が中心となる場合や、終末期のターミナルケアについては、専門の他事業所様へのご相談をお願いしております。 ただし、精神疾患に付随する身体合併症や、精神症状が主体の場合は柔軟に対応いたしますので、一度ご相談ください。
【医師・医療連携について】
Q. 今のかかりつけ医(主治医)を変える必要がありますか?
A. いいえ、変える必要はありません。 現在の主治医の先生(内科や他院の精神科など)の診療を継続していただきながら、私たちは「訪問看護」のチームとして介入します。日々の様子を専門的な視点で観察し、主治医の先生へ的確に報告・連携を行います。
Q. 併設クリニックの院長先生(青栁医師)が診察に来てくれるのですか?
A. 医師は訪問を行いません。基本的には訪問看護師がお伺いし、その状況を専門医である青栁医師と共有・連携する体制をとっています。 訪問看護師が現場で気づいた変化を医師へダイレクトに報告し、医学的な指示や助言を受けることで、質の高いケアを提供します。必要に応じて、受診の調整やお薬の相談などをスムーズに行えるのが強みです。
【拒否・対応困難なケースについて】
Q. 本人が「病気じゃない」と言って訪問を拒否しています。来てもらえますか?
A. はい、そのようなケースこそ私たちにお任せください。 最初は「看護師」としてではなく、「血圧を測りに来た人」「健康相談の人」といった、ご本人が受け入れやすい名目で関わりを始めることがあります。否定せず、信頼関係を築くところからスモールステップで進めます。
Q. 他人が家に入るのを極端に嫌がります。どうすればいいですか?
A. 無理に家に入り込むことはしません。 最初は玄関先だけ、あるいはインターホン越しでの会話から始めることもあります。ご本人の不安感(対人恐怖など)が強い場合は、専門医と相談してお薬で不安を和らげるアプローチも検討しながら、少しずつ「外の世界」との接点を作っていきます。
Q. 家族に対して暴言や暴力(不穏)があり、対応に困っています。
A. ご家族だけで抱え込まず、すぐにご連絡ください。 そうした行動には、脳の機能変化や環境など、必ず「理由」があります。私たちは専門医と連携し、お薬の調整が必要か、環境を変えるべきかなどを医学的に判断し、ご本人の症状を落ち着かせるための具体的な対策を講じます。
【サービス内容・リハビリについて】
Q. どんなスタッフが来てくれますか?
A. 看護師(女性・男性)と、精神科リハビリの専門職である作業療法士(OT)が在籍しています。 個性豊かなスタッフがチームで関わり、ご利用者様の相性なども考慮しながらサポートいたします。
Q. 訪問看護では何をしてくれるのですか?
A. 体調管理(バイタルチェック)やお薬の管理だけでなく、「生活の再構築」をお手伝いします。 具体的には、生活リズムの調整、入浴や身の回りのことへの支援、外出の練習、趣味活動の再開などです。作業療法士によるリハビリでは、ご本人が「意味がある」と感じる活動を通じて脳と心の活性化を図ります。
Q. 精神科病院から退院したばかりで不安です。
A. 退院直後の「退院後の3ヶ月」を支える独自のプログラムをご用意しています。 最初の1ヶ月は訪問回数を多めにして生活基盤を整え、徐々にご自身で管理できるように支援する「退院後90日間プログラム」で、地域生活への軟着陸(ソフトランディング)をサポートします。
【ご相談・その他】
Q. 相談にお金はかかりますか?
A. 初回のご相談は無料です。 「こんな状態で相談してもいいのかな?」と迷われている段階でも構いませんので、まずはお話を聞かせてください。
Q. 家族の相談にものってもらえますか?
A. はい、ご家族への支援(レスパイトケア・相談)も訪問看護の重要な役割です。 「どう接すればいいかわからない」「つい怒ってしまう」といったお悩みに対し、専門医の知見に基づいたアドバイスや、介護負担を減らすための方法を一緒に考えます。
【お問い合わせ】 ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
- 電話: 042-508-3434(平日 9:00~18:00)
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