大塚製薬主催「レキサルティ勉強会」を開催いたしました


この度、府中よりそい訪問看護ステーションの事務所において、大塚製薬株式会社の担当者の方にお越しいただき、認知症のBPSD(行動・心理症状)治療薬「レキサルティ」について詳しく学ぶ勉強会を開催いたしました。

勉強会で学んだ内容をご紹介します

認知症ケアの新しい考え方について 認知症施策推進基本計画で示された「新しい認知症観」について学習いたしました。認知症になられても、その方らしさを大切にし、住み慣れた地域で希望を持って暮らし続けることができるという考え方に、スタッフ一同改めて深く感銘を受けました。

薬物療法の最新動向 10年ぶりに改訂されたBPSD治療ガイドラインにおいて、レキサルティが非刺激性・焦燥性・興奮を伴う症状に対するファーストライン治療薬として位置づけられたことを学びました。特に、従来の抗精神病薬と比較してADL(日常生活動作)の低下リスクが少ないという点は、在宅で生活される利用者様にとって非常に重要な特徴だと感じております。

訪問看護での実践に向けて

  • 1日1回服用で食事の影響を受けないため、在宅での服薬管理がしやすいこと
  • OD錠(口腔内崩壊錠)で服薬困難な方にも対応できること
  • 私たち看護師が注意深く観察すべき副作用とその発現時期
  • 効果発現のタイミングや個人差について

勉強会中は「この知識、○○さんのケアに活かせそうですね」「ご家族の負担軽減にもつながりそう」といった前向きな意見交換も活発に行われ、とても有意義な時間となりました。

府中よりそい訪問看護ステーションの取り組み 当ステーションでは、認知症の方への訪問看護に特に力を入れており、今回の勉強会もその一環として実施いたしました。私たちは単に医療処置を行うだけでなく、利用者様とご家族の生活全体を見据えたケアを心がけており、このような最新の薬物療法に関する知識習得も重要な取り組みの一つと考えております。

今後に向けて 今回学んだ最新の知識を活かし、認知症の方がご自宅で安心して過ごせるよう、より質の高い訪問看護を提供してまいります。利用者様お一人おひとりの尊厳を大切にし、ご家族と共に支えていく姿勢を改めて確認いたしました。

府中よりそい訪問看護ステーションでは、このような事務所での勉強会を通じて定期的にスタッフの専門性向上に取り組んでおります。地域の皆様に「頼れる訪問看護ステーション」として信頼していただけるよう、これからも積極的に学び続け、質の高いケアを提供してまいります。

認知症ケアでお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ府中よりそい訪問看護ステーションにご相談ください。


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